新型コロナウイルス(ラムダ株、ミュー株)に関するご案内

この度、新型コロナウイルス(ラムダ株ミュー株)の特定検査を新規で開始することになりましたので、お知らせいたします。
なお、本検査は10月1日(金)から実施しております。

変異株(ラムダ株、ミュー株)について、現時点での情報を案内させて頂きます。

ラムダ株について

2020年12月にペルーで最初に確認されています。
主に南米のその他各国でも、ラムダ株の感染者の割合が増加していることを世界保健機関(WHO)が報告しています。
国内で感染者は確認できておりませんが、2021年7/20と8/12にペルーからの渡航者2名が羽田空港検疫で感染が確認されています。

症状・感染力

南米で広がっているラムダ株は、従来株より感染力やワクチンへの抵抗力が強い恐れがあると懸念されていますが、詳しい性質は確認できていないです。
※厚労省によると、ペルーからの渡航者2名はいずれも無症状とのことです。

従来株との違い

世界保健機関(WHO)は「注目すべき変異株(variant of interest)」と宣言しており、
従来株やアルファ株、ガンマ株などよりもウイルスの特別な感染力や危険性が高まっていると指摘されています。

まとめ

今後も新型コロナウイルスの新しい変異株が出現する可能性がありますが、ラムダ株ミュー株を含め、現時点で WHO が指定している「懸念される変異株」および「注目すべき変異株」の全ての変異株の特定検査を行うことができるようになります。

ミュー株について

2021年1月にコロンビアで最初に確認されています。
主に南米やヨーロッパで感染し、特にコロンビア、エクアドルで増加傾向にあり9/2時点で42の国や地域で感染が広がっています。
国内でも羽田・成田の空港検疫所で6/26羽田アラブ首長国連邦から入国した40代女性と
7/5イギリスから入国した50代女性の二人がミュー株に感染していたことが確認されています。

症状・感染力

感染力が高く、免疫やワクチンの効果を低下させる可能性も指摘されています。
その要因としてミュー株はイギリスで見つかったアルファ株が持つP681H変異があるとされているからです。
※日本で感染確認された2名の女性はいずれも無症状と報告されます。

従来株との違い

世界保健機関(WHO)は「注目すべき変異株(variant of interest)」と宣言しており、
特徴として従来株よりも感染力が強くワクチンの壁を破る可能性があると報じられています。

検査プロセスについて

まずは、最先端のPCR検査であるスマートアンプ法を用いて、陽性/陰性の判定を高精度で行い、その後、全ての陽性検体に対して、ラムダ株、ミュー株、デルタ株、イギリス株、南アフリカ株、ブラジル株を同時に特定するPCR検査を追加で実施いたします。
変異株の特定検査では、通常、ゲノム解析を用いることが多く、2日程度の時間を要しますが、本手法では、多くの検体(94検体)を一度に、かつ、1-2時間程度の短時間で検出いたします。
リプロセルでは多くの変異の種類を同定することが臨床的意義の高いものと考えており今後も新しく増える変異も含め多くの変異を検出できるように努力をして参ります。

1.痛い方法と痛くない方法

 新型コロナウイルスのPCR検査を行う場合、主に以下の3つの方法が行われています。

 ≪PCR検査の種類≫

(1) 鼻咽頭ぬぐいによる検体採取
(2) 一定量の唾液による検体採取
(3) 少量の唾液による検体採取

(1) 鼻咽頭ぬぐいによる検体採取

鼻の奥にスワブと呼ばれる細い綿棒のようなものを入れて喉の粘液を採取し検査を行います。
インフルエンザの検査と同じく鼻咽頭の奥までスワブを挿入するため人によっては強い痛みが生じることがあります。

(2) 一定量の唾液による検体採取

従来から用いられてきた採取法で、時間をかけて一定量の唾液を集める必要があるため時間と手間がかかりました。
痛みは伴いませんが、唾液を集めるのが大変な小さいお子さんや、ご高齢の方にとっては、不便になることもあります。

(3) 少量の唾液による検体採取

痛みも伴わず、採取する唾液も少量で済む、非常に利便性の高い方法です。
弊社では、この『3)少量の唾液による検体採取』の方法にあたる「スワブ法」という手段で検査を行っています。
やり方は綿棒を30秒間、口に含むだけ!
綿棒に吸収させた少量の唾液だけで検査が可能なため、小さいお子さんやご高齢の方でも簡単に唾液検体を採取できます。

2.少量の唾液による検体採取「スワブ法」のメリット

 ≪Point !≫

 (1) 痛くない
 (2) どこにいても自分で採取できる
 (3) 感染リスクが低い

「スワブ法」は咽頭拭い法と比べて、痛みや違和感を生じる可能性がほとんどありません。
自分で採取することが可能なことから病院、診療所で採取する必要もなく、感染リスクも低いというメリットがあります。

※唾液による検体採取する際の注意点
検査30分前の飲食、歯磨きや、タバコなどは避けていただくようお願いします。

3.検査精度が下がったりしないの?

採取方法によって検査精度が劣る可能性は低いとされており、複数の臨床研究によって「鼻咽頭ぬぐい法」と「唾液による検体採取」を比較して、同等の精度であることが報告されています。

※ 弊社では、厚生労働省健康局結核感染症課および国立感染症研究所による「臨床検体を用いた評価結果が取得された 2019-nCoV 遺伝子検査方法」として、
陽性一致率90%、陰性一致率100%の結果が報告されている検査試薬を採用しているため、十分な検査精度を誇っています。

※ 検査の判定基準では、国立感染症研究所の新型コロナの検査マニュアルではサイクル数(Ct値)が40以下でウイルスの検出がされた場合に
陽性と定められています。弊社でも、前述の判定方法に準じたメーカー指定の判定基準で行っています。

4.痛くないスワブ法で、楽にPCR検査をしてみよう

現在コロナウイルスは変異株の影響により全国的に感染者が大幅に増加しています。
手指の消毒やマスクの着用などの感染対策に加え、定期的なPCR検査を受けることにより、感染リスクを低減することが期待できます。
弊社で行っている小さなお子さんからご高齢の方でも簡単にできる、痛くない「スワブ法」は、大変オススメの方法です。
旅行の前、イベントの前、ご高齢の方に会う前…、ぜひ、マメな検査を行ってみてください。

デルタ株(インド)のPCR検査について

現在リプロセルでは、デルタ株を含む複数あるインド変異株の特定検査をおこなえるようになりました。
デルタ株は従来の新型コロナウイルスの1.95倍の感染力と推定されており特に注意が必要です。

初期発生地域インドの新型コロナは主にL452RとE484QとP681Rの変異の組み合わせでの3種類に分けられています。
そのうち、現在感染が強まっているとされているのがL452RとP681Rの変異をもつデルタ株(インド)です。

現在実施しているリプロセルの検査は上記3種類の変異も区別する事が可能であり、さらには
デルタプラスも解析でき区別して同定が可能です。

もちろん、アルファ株(英国)、ベータ株(南アフリカ)、ガンマ株(ブラジル)等も同定でき満遍なく変異の
同定が可能になっております。同定可能な種類は下記の表をご確認ください。

 

国内の変異スクリーニングの方針ではN501Y単品の調査をおこなっていましたが
現在(2021年6月時点)ではインド株特有L452Rの検査をおこなっております。

しかしリプロセルでは多くの変異の種類を同定することが臨床的意義の高いものと考えており
今後も新しく増える変異も含め多くの変異を検出できるように努力をして参ります。

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